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完結している小説です。 恋愛度は、全て濃厚。 |
「天空の彼方」 完結済・大長編 近未来ファンタジー |
「……自分とあの人は、住んでる世界が違いすぎて、その……別に、恋人とか、そういう感じでは」 うつむいてそう言いかけた肩を、やさしくぽん、と叩かれた。 「たとえば、車が激しく行き交う国道沿いを歩いていて」 「…………え?」 「道路を挟んだ向こう側を歩いている人。眼が合うことも無く行き違ってしまうその人が、実は運命のひとだったりするんだよね」 眼下から見上げる眼差しは優しかった。 「獅堂はパイロットのくせに方向音痴だからね、その人の所に行き着けるかどうか心配だけど」 (本文より) >>読んでみる。 |
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「冬の人魚姫」 完結済・中編 現代・社会人 |
――――見つけた……私の、王子様。 「……君……?」 自分を見つめる男の眼。 戸惑いを浮かべながらも、その奥に明らかにある衝動が揺れたのを、この種の視線を受け慣れた少女は、猫なみの敏感さで察していた。 「……お願いがあるんですけど」 受付嬢に聞こえないよう、有紀は声をひそめて囁いた。 「?………私にか?」 男はいぶかしげに眉宇を寄せる。 「……俺は、君を知らないが、売り込みか何かなら、」 「私の身体、買ってもらえませんか」 (本文より) >>読んでみる。 |
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Since2004.2.2 ◆管理&著作・松本トモ◆ 太陽と月の果て |